04 現代演劇と舞台美術~島次郎の仕事を中心に~

8月17日(土)
13:00-15:30
小ホール

三十年余にわたり現代演劇の潮流に重要な位置を占めた舞台美術家・島次郎。今年急逝された氏の、創作の姿とそのオリジンに迫る。
登壇者=鵜山仁 松本修 堀尾幸男(舞台美術家) 今村麻子(演劇ジャーナリスト) 坂手洋二

 氏と多くの仕事をしてきた演出家の鵜山仁、松本修、坂手洋二。そして舞台美術家の友人・堀尾幸男。氏の仕事を振り返る写真集の編纂に携わり、その足跡をまとめた今村麻子。
 ゆかりの人々が「同時代人としての島次郎」の仕事を通して、現代演劇と舞台美術の関わりについて、語り、わかちあう。(坂手洋二)



島 次郎 Shima Jiro
 1946年、北海道生まれ。武蔵野美術大学卒。演劇やオペラ、バレエなど様々なジャンルで舞台美術を手がけた。
 1998年にTHE・ガジラ『PW』『温室の前』などで紀伊國屋演劇賞個人賞、2001年に新国立劇場『マクベス』で伊藤熹朔賞、新国立劇場『浮標』『世阿彌』、ひょうご舞台芸術『ニュルンベルク裁判』で朝日舞台芸術賞。地人会『アンチゴーヌ』、新国立劇場『リチャード三世』などで読売演劇大賞・最優秀スタッフ賞を二度にわたり受賞。2003年に紫綬褒章、2016年に旭日小綬章。
 2019年、3月に作品集『舞台美術 1986-2018』(著:島次郎 写真:益永葉)を朝日新聞社より刊行。4月9日逝去。

鵜山仁

松本 修

堀尾幸男

今村麻子

坂手洋二